津田直
写真家。2001年よりランドスケープの写真作品を発表。主なシリーズに、『近づく』(2001-2004)、『漕』(2005-2009)、『SMOKE LINE』(2008)、『果てのレラ』(2009)等があり、個展を中心に国内外で多数の作品を発表。自然を捉える視線のユニークさと写真と時間の関係という古くて新しいテーマへの真摯な取り組みで、21世紀の新たな風景表現の潮流を切り開く新進の写真作家として注目されている。湖、山肌、雲霧、風、月の径などの対象物を一見それとはわからない距離やアングルで撮影したその作品は、写真では体験できないものをいかに写し取るかという、写真の限界に挑む試みでもある。また最近では、ギャラリーの外へも活躍の場を拡げ、美術館での個展、企画展参加も続いている。
2010年、芸術選奨文部科学大臣新人賞(美術部門)受賞。作品集に『漕』(主水書房)、『SMOKE LINE』(赤々舎)、『近づく(AKAAKA+hiromiyoshii )、新作写真集では、風景が信仰の対象だった古代をアイルランドに辿り制作した、『Storm Last Night』(赤々舎)がある。